2008年05月28日

群馬の稽古場

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 群馬の稽古場は、高崎から榛名山へ向かって約十数キロ程の、箕郷という山里にあります。私の住む所沢からは車で二時間くらいですが、昼間は道路が混むので、稽古日の前日、深夜に移動してしまうことが多いのです。  別荘というには程遠いものですが、都市にはない、四季折々の豊かな自然に触れることが出来るのは楽しいことです。近頃は蛙の鳴き声が賑やかです。  またこの時期は一雨降るごとに草がアッという間に伸びてしまいます。今回は前回の稽古から少し間があいたので、着いてみたら景色の変わりようにビックリ!30センチにも伸びた綿帽子のタンポポがそこらじゅうに生えているではありませんか。  街頭もなく、薄暗い月明かりに照らされたタンポポの群生はかなり不気味でした。真夜中に塵界から逃れてやっと辿り着いたのに、其処に見たのは、黄泉の国の入り口だった、という感じです・・・。  自然は都市生活に疲弊した人間に安らぎを与えてくれると簡単に信じがちですが、本当は人の心を真底、蒼ざめさせるものかも知れません。  幻想芸術はこんなところから生まれるのではないでしょうか。

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2008年05月10日

南長崎駅前

minaminagasaki.jpg  竃レ白の稽古の帰り道、南長崎駅を利用することがあります。運動の為に一駅先まで歩くのが目的なのに、ここで一軒ひっかかっては意味がありませんが・・・駅前にある写真の店につい立ち寄ってしまいます。食事とお酒を出してくれるお店で、お客は地元の常連さんが多いようです。お酒を頼めばどこでもお通しが出てきますが、ここのお通しはよくある醤油皿みたいな小鉢でなくて、小皿に二三品、なかなかボリュームがあります。面白いのはもう一本たのむとまた別のお通しが付いてきます。昔風の意地っ張りの飲兵衛ならツマミを注文する必要はありません。スペインのバルと呼ばれる居酒屋は、日本でいうお通し以外の料理は出さないと言う話を聞いたことがありますが、こういうシステムは、客と料理人の微笑ましい一騎討ちのようで、愉快じゃないですか!さて店に入ると注文を取りにきた愛想のよい女将さんは、私が店に入る時に閉めた入り口の引き戸を、わざわざまた半開きにしました。そういえば今宵は暑からず寒からず良い陽気。ほどほどのお酒を美味しくするのは、一日の仕事の達成感と、季節の移ろいに反応する心だと思いました。
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2008年05月07日

休日の本屋

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 娘が「14歳からの哲学」なんて本を買ってきて欲しいというものだから、慌てて本屋に行きました。 初めの方を斜め読みしたら、いい本ではないだろうかという気がしました。それで翌日の仕事の帰り道、時間が余ったので、もう一度同じ売り場に行って立ち読み・・・失礼! とても真面目な本だと思いました。 世の中、不真面目なものが多すぎる気がします。中でも善人面の悪事ほど始末の悪いものは無いでしょう。 難解な文字を並べて実は中身の空っぽな書籍も多いのではないでしょうか。 休日の本屋は閑散としていました、とりわけ現代思想のこのコーナーは特に。でもこの静けさは私には心地よかった

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2008年05月05日

ブログ開始!

パスワードだ、ログインだ、なんだかんだと難しい設定は家人にお膳立てしてもらって、ようやくブログが立ち上がりました。

子供の頃から日記は三日と続かない性質ですから、きっと忘れたころの更新となると思いますが・・・。
気ままな風来坊の走り書きに、どうか気長にお付き合い下さい。
宜しくお願い致します。





posted by 善養寺惠介 at 23:53| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記