2008年12月24日

40代の新人

 このタイミングで更新しないなら、オマエは何のためにブログやっているのか!・・・と呆れていらっしゃる皆様にお詫び申し上げて、本日ようやく更新いたします。m(__)m
 去る10月27日に開催いたしました、文化庁主催芸術祭参加の「善養寺惠介尺八演奏会」が、今回芸術祭新人賞をいただくことができました。

賛助出演下さった先生方、コンサートを進行して下さったスタッフの方々、そして何より、私の演奏活動をずっとご支援下さった観客の皆様のお陰です。何とお礼を申し上げてよいかわかりません・・・。
 12月20日の朝刊で一斉に発表されましたが、一部の地方紙で報道された私の年齢に誤りがあり、驚いたことにそれが62歳。「善養寺さん、還暦越されていたのですか!?」と真面目に問い合わせがあり、これはかなり参りましたが、私は44歳です!と必死で訂正いたしました。
 親しい友人からは、「だいたい40歳越えてから初参加だなんて遅すぎるんだよ!」とこっぴどく叱られましたが、それでも新人賞をいただけたのは、「これからしっかり頑張りなさい!」と励まし頂いたのだと思います。それが何より嬉しかったです。
 ずいぶん昔のウイスキーのCMを思い出しました。ファッションデザイナーの三宅一生の台詞だったと思います。

 あちらでは、20代でデビューする人は少ないね。
 30代の新人に拍手を惜しまないんだ。
 息が長いよね、基本がしっかりしているから。
 基本だね。

 自分は基本がしっかりしているかな・・・と自問してみると正直言ってまだまだだと思います。40代の新人は少々急がなければならないかも知れませんが、これからも地道な精進を積み重ねて参ります。
posted by 善養寺惠介 at 21:43| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記