2008年05月28日

群馬の稽古場

tannpopo.jpg

 群馬の稽古場は、高崎から榛名山へ向かって約十数キロ程の、箕郷という山里にあります。私の住む所沢からは車で二時間くらいですが、昼間は道路が混むので、稽古日の前日、深夜に移動してしまうことが多いのです。  別荘というには程遠いものですが、都市にはない、四季折々の豊かな自然に触れることが出来るのは楽しいことです。近頃は蛙の鳴き声が賑やかです。  またこの時期は一雨降るごとに草がアッという間に伸びてしまいます。今回は前回の稽古から少し間があいたので、着いてみたら景色の変わりようにビックリ!30センチにも伸びた綿帽子のタンポポがそこらじゅうに生えているではありませんか。  街頭もなく、薄暗い月明かりに照らされたタンポポの群生はかなり不気味でした。真夜中に塵界から逃れてやっと辿り着いたのに、其処に見たのは、黄泉の国の入り口だった、という感じです・・・。  自然は都市生活に疲弊した人間に安らぎを与えてくれると簡単に信じがちですが、本当は人の心を真底、蒼ざめさせるものかも知れません。  幻想芸術はこんなところから生まれるのではないでしょうか。

posted by 善養寺惠介 at 10:07| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
私も片田舎に暮らしています。柴田錬三郎生家の近くで、高台からの正面は山々です。土蔵に籠もって吹いてます。
6月1日は、布袋軒・鈴慕を聴かせていただきました。席の周りのご婦人が静かな曲もいいねと感嘆していました。私はこれぞ日本の尺八だと思っています。いつまでも残していきたいです。
Posted by 虚韻 at 2008年06月11日 18:52
大阪の会にいらして下さっていたのですね。
あり難いやら、怖いやらでス。

あんなにマニアックな曲と演奏を
そのような気持ちで受け止めて下さった方が一人でもいらっしゃったということだけで、
私はこの上ない幸せです。
布袋軒の鈴慕は知る人ぞ知る古典本曲の名曲中の名曲だと思っています。
ですが、なかなか吹く方も聞く方も、
よいご縁が生まれることは少ないものでございます。
Posted by 善養寺惠介 at 2008年06月15日 01:52
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